Unity不定期便

Unityエンジンを使って、いろいろ勉強したことをメモ代わりにまとめてます。

Unity4の「Animation」でオブジェクトをプログラミング無しで動かしてみる!

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今回は、Unityに搭載されている「Animation」についてのメモです。

オブジェクトを、ちょっと動かしてみたい時に便利な機能なんですが、あまり詳しく書かれている情報が少ないように感じたので、やり方を忘れないようにまとめておきます。

 

 

今回やってみたいこと!

例えば、3Dマップの道を作って、途中に動く地面の仕掛けを作りたいような場合。

今回は、めっちゃ簡単なオブジェクトですが、小さい方のブロックを左右にひたすら動くだけというアニメーションを作りたい。

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プログラミングが出来る人は、ちゃちゃっとコード書いて完了すると思います。

ただ、私のようにプログラミング初心者でも、「Animation」の機能を使えばコードを書かなくても簡単に作れます。

 

「Animation」の設定!

まず、動かしたいオブジェクトを選択して、Inspectorの「Add Component」から「Animation」を追加します。

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もし、「Animation」画面が表示されてなければ、トップメニューの「Window」から「Animation」を選択してください。

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「Animation」ウィンドウは、下段の画面にドラッグ&ドロップして統合すると、使いやすくなります。

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そして、「Animation」の上部ドロップリストから、新規作成を選択してアニメーションファイルを作成します。

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もう一度、動かしたいオブジェクトを選択して、今作ったアニメーションファイルを追加します。

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設定は、これで完了です。

あとは、アニメーションを作るだけで、オブジェクトに反映されます。

 

アニメーションを作ってみる!

「Animation」ウィンドウの左側には、どの項目をアニメーションさせるか?を表したリストが表示されています。

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ここに書かれている項目であれば、自由にアニメーションさせることができます。

 

今回は、ブロックを単純に左右へ動かしたいだけなので、X方向にアニメーションさせてみます

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「Position.x」の項目右側のリストから、「Add Curves」を選択。

 

すると、0秒目のところにキーフレームが作成されます。

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要するに、現在のオブジェクトがある場所からアニメーションがスタートするという意味ですね。

 

次に、3秒後の部分を選択してから、「x」に4を入力します。

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3秒後を直接選択しても良いし、左上のボックスに「180」と入力してもOKです。

これで、オブジェクトが「-4から4」までを動くことになります。

 

さらに、6秒後を選択してから、今度は−4を入力します。

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これで、オブジェクトが「−4」の位置から「4」の位置まで移動して、また「−4」の位置まで戻ってくるというアニメーションになります。

 

再生してみましょう!

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しっかりと動きますね?

 

でも、このままだとプロジェクトを実行すると、1回動いて終わってしまいます。

なので、ループ指定すると良いです。

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波形もループしてます。

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ただ、波形と波形の繋がりがちょっとおかしな動きになるので、調整してみます。

波形のポイント部分を右クリックして、「Free Smooth」を選択。

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これで、微妙な波形のカーブを調整できます。

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繋ぎ目がスムーズになったらOKです。

 

これで、プロジェクトを実行してみます!

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おぉ!なめらかに動きますねぇ〜。

コードを書かなくても、ちょっとしたアニメーションは簡単に作れます。

興味のある方は、一度お試しあれ~!

 

 ★Animation機能を使ったミニゲームの記事はこちら!

2時間かけて、Unity4のMecanimを利用した「走る系」ゲーム作ったので手順を紹介します! - Unity不定期便